映画『それでも夜は明ける』公式サイト 本年度アカデミー賞大本命 スティーヴ・マックィーン監督最新作

STAFF

監督・製作 スティーヴ・マックィーン STEVE McQUEEN

監督・製作 スティーヴ・マックィーン

STEVE McQUEEN

1969年、イギリス・ロンドン生まれ。
彫刻家、写真家としても活動しており、99年にはロンドンの現代芸術複合センターICAなどでエキシビションを行い、イギリスの美術賞ターナー賞®を受賞。その他、シカゴ美術館、パリ市立近代美術館、ドイツの現代アート世界博覧会ドクメンタ(02、07)、第53回ヴェネツィア・ビエンナーレ(09)などで展覧会を開催し、その作品は、テート美術館、MoMA、ポンピドゥ・センターなど世界中の美術館に所蔵されている。02年に大英帝国勲章4位、11年には3位を与えられる一方で、03年にはロンドンの帝国戦争博物館よりイラク戦争の公式戦争アーティストに任命され、「Queen and Country」という連作プロジェクトで物議を醸している。
長編映画デビューは、脚本も務めた08年の『Hunger』。IRA活動家のボビー・サンズが看守たちの残忍な扱いに対する抗議活動としてハンガー・ストライキを行い、死に至るまでの苦痛の数カ月を描いたこの作品で、カンヌ国際映画祭カメラ・ドール他、数多くの賞に輝く。そして長編第2作となる衝撃作『SHAME-シェイムー』(11)では、現代社会に潜む依存と闇を大胆に切り撮り、ヴェネチア国際映画祭の男優賞と国際批評家連盟賞を受賞、英国アカデミー賞®、英国インディペンデント映画賞®、インディペンデント・スピリット賞®など多くの賞にノミネートされた。

脚本・製作総指揮 ジョン・リドリー

John Ridley

TV・映画界のみならず、小説、コミック、社会派エッセイなど幅広い創作活動を通じ、政治的正論の向こうにある真実の物語を描きだすことに定評がある。
彼の映画作品の代表作には原作と脚本を務めたオリヴァー・ストーン監督によるショーン・ペン主演『Uターン』(97)、原案を務めたデヴィッド・O・ラッセル監督のジョージ・クルーニー出演『スリー・キングス』(99)などがあり、今年のトロント国際映画祭でプレミア上映されたジミ・ヘンドリックスのロンドンでの少年時代の物語『ALL IS BY MY SIDE』(13)では監督と脚本を務めている。

撮影 ショーン・ボビット

Sean Bobbitt

アメリカ・テキサス州生まれ。
サンタクララ大学と英国ウェイブリッジのセントジョージカレッジ出身。英語のみならず、フランス語とスペイン語も堪能な彼は、英国とアメリカのみならず、多くの国で活躍している。
スティーヴ・マックィーン監督とは、映画とアート・インスタレーションの両者でタッグを組んでおり、『Hunger』(08)で英国インディペンデント映画賞®の技術貢献賞を受賞、11年の『SHAME-シェイム-』でも同賞にノミネートされるほか、ヨーロッパ映画賞では最優秀撮影賞を受賞している。その他の彼の代表作には、『ひかりのまち』(99)、『キラー・インサイド・ミー』(10)、『いとしきエブリデイ』(12)などのマイケル・ウィンターボトム監督の他、ニール・ジョーダン監督『ビザンチウム』(12)、デレク・シアンフランス監督によるライアン・ゴズリング主演『プレイス・ビヨンド・ザ・パインズ/宿命』(12)などがあり、最新作にはスパイク・リー監督によるリメイク版『オールドボーイ』(13)などがある。

美術アダム・ストックハウゼン

Adam Stockhausen

そうそうたる監督とタッグを組み、数々の受賞歴を誇る美術監督。
主な代表作にウェス・アンダーソン監督『ダージリン急行』(07)、チャーリー・カウフマン監督『脳内ニューヨーク』(08)、マイケル・ウィンターボトム監督『いとしきエブリデイ』(12)、『ムーンライズ・キングダム』(12)などがあり、今後の待機作にウェス・アンダーソン監督によるシアーシャ・ローナン、オーウェン・ウィルソン出演『The Grand Budapest Hotel』(14)がある。

編集 ジョー・ウォーカー

Joe Walker

ヨークで音楽を学んだ後、音響編集者として活躍。その後、BBCでのクラシック音楽についてのドキュンメンタリー番組の編集を担当し、そこからTVドラマや映画の編集を担当するようになる。彼が手がけた主な映画作品には、ルパート・ワイアット監督『DATSUGOKU -脱獄-』(08)、ダニエル・バーバー監督によるマイケル・ケイン主演『狼たちの処刑台』(09)、ローワン・ジョフィ監督によるサム・ライリー、ヘレン・ミレン出演『ブライトン・ロック』(10)、リドリー・スコット&トニー・スコットが制作総指揮を務めた『LIFE IN A DAY 地球上のある一日の物語』(11)などがある。スティーブ・マックィーン監督の『Hunger』(08)ではロンドン・イブニング・スタンダード映画賞®にノミネート、『SHAME-シェイム-』(11)ではEuropean Editor trophyを受賞したほか、英国インディペンデント映画賞®やサテライト賞®などにもノミネートされている。また12年にはヨーロッパ映画祭よりヨーロッパ編集賞を授与された。

衣装 パトリシア・ノリス

Patricia Norris

数十年のキャリアを持つ、ベテランの衣装デザイナー。そうそうたる監督たちと仕事を共にし、主な代表作にバート・ケネディ監督『地平線から来た男』(71)、アーサー・ペン監督『ミズーリ・ブレイク』(76)、グレーム・クリフォード監督によるジェシカ・ラング主演『女優フランシス』(82)、デヴィッド・リンチ監督『ロスト・ハイウェイ』(97)、ヴィム・ヴェンダース監督『エンド・オブ・バイオレンス』(97)、スティーヴン・フリアーズ監督『ハイロー・カントリー』(98)、アンドリュー・ドミニク監督『ジェシー・ジェームズの暗殺』(07)や『ジャッキー・コーガン』(12)、ジェームズ・グレイ監督『エヴァの告白』(13)などがあり、テレンス・マリック監督『天国の日々』(78)、デヴィッド・リンチ監督『エレファント・マン』(80)、ピーター・ハイアムズ監督『2010』(84)などの作品でアカデミー賞®衣装デザイン賞にノミネートされている他、世界的に話題になったTVシリーズ「ツイン・ピークス」(90-91)ではエミー賞®を受賞している。

音楽 ハンス・ジマー

Hans Zimmer

映画音楽作曲家のスタンリー・マイヤーズに師事し映画音楽の世界に入った後、初めて単独で携わった『ワールド・アパート』(87)の仕事でバリー・レヴィンソン監督の目に留まり、『レインマン』(88)の音楽に指名される。『レインマン』は彼が携わる初のアメリカ映画であり、この作品で彼はアカデミー賞®作曲賞にノミネートされた。その後拠点をロンドンからハリウッドに移し、アニメーション映画に初挑戦となった『ライオン・キング』(94)でアカデミー賞®作曲賞を受賞している。
その他代表作には、リドリー・スコット監督とタッグを組んだ『ブラック・レイン』(89)、『テルマ&ルイーズ』(91)、『グラディエーター』(00)、『ハンニバル』(01)、アカデミー賞®作品賞を受賞したブルース・べレスフォード監督『ドライビング Miss デイジー』(89)、ロン・ハワード監督とタッグを組んだ『ダ・ヴィンチ・コード』(06)、『天使と悪魔』(09)、『ラッシュ/プライドと友情』(13)、トニー・スコット監督『トゥルー・ロマンス』(93)、テレンス・マリック監督『シン・レッド・ライン』(98)、ジョン・ウー監督『M:I-2』(00)、ゴア・ヴァービンスキー監督による人気シリーズ『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズ(03/06/07)、エドワード・ズウィック監督『ラスト サムライ』(03)、クリストファー・ノーラン監督『バットマン ビギンズ』(05)、『ダークナイト』(08)、『ダークナイト ライジング』(12)、『インセプション』(10)などがあり、アカデミー賞®以外にも、2度のゴールデン・グローブ賞®、4度のグラミー賞®を受賞している。また彼は、03年にASCAP(the American Society of Composers, Authors, and Publishers)から生涯を通じて輝かしい仕事を積み重ねてきた業績を称え、ヘンリー・マンシーニ賞を授与されている他、10年にはハリウッド・ウォーク・オブ・フェームの「星」の仲間入りを果たしており、12年の第84回アカデミー賞®では音楽監督も務めている。